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WindowsでIPアドレスを確認する方法
Windows 10 / 11 完全ガイド — 4つの方法を丁寧に解説

Aoi Nakamura(ネットワークライター)  |  公開日: 2026-04-01  |  最終更新: 2026-04-01
WindowsでIPアドレスを確認する方法 — Windows 10/11完全ガイド

この記事は、ネットワーク設定の実務経験をもとに執筆しています。手順はすべて実機(Windows 10 22H2 / Windows 11 23H2)で動作確認済みです。

「自分のIPアドレスってどこで確認するんだっけ?」——そんな疑問、意外と多くの方が持っています。プリンターの設定、リモートデスクトップの接続、ネットワークのトラブル対応……日常のあちこちで、WindowsパソコンのIPアドレスを調べる場面は出てきます。

この記事では、Windows 10 と Windows 11 の両方に対応した4つの確認方法を、実際の画面操作に沿って丁寧に解説します。コマンドが苦手な方も、設定アプリからGUIで確認できる手順を用意しました。所要時間は、どの方法も1分以内です。

1. IPアドレスとは?プライベートIPとグローバルIPの違い

IPアドレス(Internet Protocol Address)は、ネットワーク上の機器を識別するための「住所」です。郵便物に宛先が必要なように、データパケットにも送り先のアドレスが必要です。

Windowsパソコンには、実は2種類のIPアドレスが存在します。この違いを理解しておくと、確認作業がぐっとスムーズになります。

種類 別名 アドレス例 用途 確認方法
プライベートIP ローカルIP・内部IP 192.168.1.10
10.0.0.5
自宅・会社のLAN内での通信 ipconfig / 設定アプリ
グローバルIP パブリックIP・外部IP 203.0.113.45 インターネット上での識別 ブラウザ / 外部サービス

プライベートIPアドレスの範囲(RFC 1918)

インターネット標準化機関 IANA が定めるプライベートアドレス空間は以下の3つです。

  • 10.0.0.0 〜 10.255.255.255(/8)
  • 172.16.0.0 〜 172.31.255.255(/12)
  • 192.168.0.0 〜 192.168.255.255(/16)— 家庭用ルーターで最も一般的

詳細は IANA IPv4 Special-Purpose Address Registry を参照してください。

ipconfigコマンドや設定アプリで確認できるのはプライベートIPアドレスです。インターネット上での自分のIPアドレス(グローバルIP)を知りたい場合は、方法4をご覧ください。

2. 方法1:コマンドプロンプト(ipconfig)で確認【最速・推奨】

ネットワーク担当者が真っ先に使うのがこの方法です。マウス操作なしで10秒以内に確認できます。Windows 10・11 どちらでも手順は同じなので、一度覚えれば一生使えます。

コマンドプロンプトの開き方(3通り)

ショートカット(最速)

Windows + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、cmd と入力して Enter

スタートメニュー検索

スタートボタンをクリックして「cmd」または「コマンドプロンプト」と入力し、表示されたアプリをクリック

右クリックメニュー

スタートボタンを右クリック →「ターミナル」または「Windows PowerShell」を選択(Windows 11)

ipconfig コマンドの実行

コマンドプロンプトが開いたら、以下を入力して Enter を押します。

ipconfig

実行すると、以下のような出力が表示されます。

Windows IP 構成

イーサネット アダプター イーサネット:

   接続固有の DNS サフィックス . . . . .:
   リンクローカル IPv6 アドレス. . . . .: fe80::1a2b:3c4d:5e6f:7890%5
   IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . : 192.168.1.10
   サブネット マスク . . . . . . . . . : 255.255.255.0
   デフォルト ゲートウェイ . . . . . . : 192.168.1.1

Wireless LAN アダプター Wi-Fi:

   メディアの状態. . . . . . . . . . . : メディアは接続されていません

読み方のポイント

  • IPv4 アドレス:これがあなたのプライベートIPアドレスです(例:192.168.1.10
  • デフォルト ゲートウェイ:ルーターのIPアドレスです(例:192.168.1.1
  • サブネット マスク:ネットワークの範囲を示します(家庭用は通常 255.255.255.0
  • 有線接続中は「イーサネット」、Wi-Fi接続中は「Wireless LAN」の欄を確認してください

ipconfig /all — 詳細情報を取得する

MACアドレスやDHCPサーバーの情報も必要な場合は、/all オプションを使います。

ipconfig /all
コマンド 表示される主な情報 使いどころ
ipconfig IPv4/IPv6アドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ 日常的なIP確認
ipconfig /all 上記+MACアドレス、DHCPサーバー、DNSサーバー、リース期限 詳細なネットワーク診断
ipconfig /release (現在のIPアドレスを解放) IPアドレスのリセット
ipconfig /renew (DHCPから新しいIPを取得) 接続トラブルの解消
ipconfig /flushdns (DNSキャッシュを削除) 名前解決の問題を修正

参考:Microsoft Learn — ipconfig コマンドリファレンス

3. 方法2:設定アプリ(GUI)で確認【初心者向け】

コマンドが苦手な方や、視覚的に確認したい方にはこちらがおすすめです。Windows 10 と Windows 11 では画面の構成が少し異なるので、それぞれ説明します。

Windows 11 の手順

  1. スタートボタンをクリックし、「設定」(歯車アイコン)を開く
  2. 左メニューから 「ネットワークとインターネット」 を選択
  3. 接続方法に応じて 「Wi-Fi」 または 「イーサネット」 をクリック
  4. Wi-Fiの場合:接続中のネットワーク名の横にある 「ハードウェアのプロパティ」 をクリック
  5. 「IPv4 アドレス」 の欄に表示されている数字がIPアドレスです

Windows 11 の注意点

設定アプリの「ネットワークとインターネット」トップ画面に表示されるIPアドレスは、デフォルトゲートウェイ(ルーターのIP)が表示される場合があります。必ず「ハードウェアのプロパティ」まで進んで確認してください。

Windows 10 の手順

  1. スタートボタンをクリックし、「設定」(歯車アイコン)を開く
  2. 「ネットワークとインターネット」 をクリック
  3. 左メニューから 「Wi-Fi」 または 「イーサネット」 を選択
  4. 接続中のネットワーク名をクリック
  5. 下にスクロールして 「プロパティ」 セクションを確認
  6. 「IPv4 アドレス」 の値がIPアドレスです

タスクバーのネットワークアイコンから確認(Windows 11)

さらに手軽な方法として、タスクバーのネットワークアイコンを使う方法もあります。

  1. タスクバー右下の ネットワークアイコン(Wi-Fiまたはイーサネットのマーク)をクリック
  2. 「ネットワークとインターネットの設定」 をクリック
  3. 接続中のネットワークの 「プロパティ」 ボタンをクリックすると詳細が表示されます
豆知識:設定アプリからの確認では、デフォルトゲートウェイやDNSサーバーのアドレスは表示されません。それらも必要な場合は、方法1のipconfig /all を使いましょう。

4. 方法3:PowerShellで確認【上級者向け】

PowerShellはコマンドプロンプトの上位互換で、より詳細な情報をオブジェクト形式で取得できます。スクリプトで自動化したい場合や、特定のアダプターだけ情報を取り出したい場合に便利です。

PowerShellの開き方

Windows + X を押して「Windows PowerShell」または「ターミナル」を選択します。Windows 11 では「ターミナル」がデフォルトです。

基本コマンド

Get-NetIPConfiguration

詳細情報を取得するには:

Get-NetIPConfiguration -Detailed

特定のアダプター(例:Wi-Fi)のIPアドレスだけを取り出す場合:

Get-NetIPAddress -AddressFamily IPv4 | Where-Object { $_.IPAddress -notlike "127.*" } | Select-Object InterfaceAlias, IPAddress
コマンド 取得できる情報
Get-NetIPConfiguration インターフェース名、IPv4/IPv6アドレス、デフォルトゲートウェイ
Get-NetIPConfiguration -Detailed 上記+DNSサーバー、DHCP情報、ネットワークプロファイル
Get-NetIPAddress 全アダプターのIPアドレス一覧(IPv4/IPv6)
Get-NetAdapter ネットワークアダプターの一覧とMACアドレス

5. 方法4:グローバルIPアドレスを確認する

「自分のIPアドレスを検索する」と言ったとき、多くの場合はこのグローバルIPアドレスのことを指しています。インターネット上で自分のルーターに割り当てられたアドレスで、ipconfigでは確認できません。

方法A:当サイトのツールで確認(最も簡単)

当サイトのトップページにアクセスするだけで、現在のグローバルIPアドレスが自動的に表示されます。位置情報やISP(プロバイダー)情報も確認できます。

自分のIPアドレスを確認する

方法B:コマンドプロンプトで確認

外部のDNSサービスを使ってグローバルIPを取得できます。

nslookup myip.opendns.com. resolver1.opendns.com

「Non-authoritative answer」の下に表示される Address がグローバルIPアドレスです。

方法C:PowerShellで確認

(Invoke-WebRequest -Uri "https://ifconfig.me/ip" -UseBasicParsing).Content.Trim()

グローバルIPアドレスの取り扱いに注意

  • グローバルIPアドレスは、インターネット上で自分の場所を特定できる情報です。SNSや掲示板への公開は避けましょう
  • VPN使用中は、VPNサーバーのIPアドレスが表示されます
  • 多くのプロバイダーは動的IPを割り当てるため、再接続のたびに変わることがあります

6. 4つの方法を比較する

状況に応じて最適な方法を選べるよう、4つの方法を一覧で比較します。

方法 難易度 速さ プライベートIP グローバルIP 詳細情報 Win10 Win11
ipconfig(CMD) 普通 最速 (/all)
設定アプリ(GUI) 簡単 普通
PowerShell 上級 速い (外部API)
ブラウザ・ツール 簡単 普通
初めての方・急いでいる方

→ 設定アプリ(GUI)がおすすめ

マウス操作だけで完結。コマンドを覚える必要がありません。

素早く確認したい方・IT担当者

→ ipconfig コマンドがおすすめ

10秒以内に確認完了。ipconfig /all で詳細情報も一括取得できます。

7. よくあるトラブルと対処法

IPアドレスの確認や設定でつまずいたときのために、よくある問題と解決策をまとめました。

原因:DHCPサーバー(ルーター)からIPアドレスを取得できていない状態です。169.254.x.x はWindows が自動的に割り当てる「APIPA(Automatic Private IP Addressing)」アドレスです。

対処法:

  1. ルーターの電源を入れ直す
  2. LANケーブルの接続を確認する(有線の場合)
  3. コマンドプロンプトで ipconfig /releaseipconfig /renew を実行する
  4. ネットワークアダプターを無効にして再度有効にする

原因:仮想マシン(VirtualBox、VMware、WSL2など)やVPNアダプターが複数のネットワークインターフェースを作成しているためです。

対処法:実際に使用中のアダプター名を確認します。

  • 有線接続中 → 「イーサネット」または「ローカル エリア接続」の欄を見る
  • Wi-Fi接続中 → 「Wireless LAN アダプター Wi-Fi」の欄を見る
  • 127.0.0.1 はループバックアドレスなので無視してOK
  • 169.254.x.x はAPIPAアドレスなので通常は無視してOK

原因:DHCPによる動的IPアドレス割り当てが行われているためです。これは正常な動作です。

固定IPにしたい場合:設定アプリ → ネットワークとインターネット → 接続中のネットワーク → 「IPの割り当て」を「自動(DHCP)」から「手動」に変更し、IPアドレス・サブネットマスク・ゲートウェイを入力します。

注意:固定IPを設定する場合は、ルーターのDHCP割り当て範囲外のアドレスを選ぶか、ルーター側でMACアドレスによるIP固定(DHCPリザベーション)を設定することをおすすめします。詳しくはサブネット計算ツールでネットワーク範囲を確認してください。

原因:企業ネットワークや一部のプロバイダーでは、グローバルIPもプライベートアドレス空間(10.x.x.xなど)を使用している場合があります(CGNATと呼ばれます)。

確認方法:当サイトのIPアドレス確認ツールでグローバルIPを確認し、ipconfigの結果と比較してみてください。

関連する無料ツール

IPアドレスを確認したら、次のステップとして役立つツールをご紹介します。

サブネット計算ツール

IPアドレスとサブネットマスクからネットワーク範囲・ブロードキャストアドレス・使用可能ホスト数を計算します。

ツールを使う

CIDR計算ツール

CIDR表記(例:192.168.1.0/24)からネットワーク情報を詳細に計算します。

ツールを使う

IPv4/IPv6変換ツール

IPv4アドレスをIPv6形式に変換、またはその逆の変換を行います。

ツールを使う

サブネット一覧

よく使われるサブネットマスクとCIDR表記の対応表を一覧で確認できます。

一覧を見る

8. よくある質問(FAQ)

Q. WindowsでIPアドレスを一番速く確認する方法は?

A. Windows+Rcmd → Enter → ipconfig → Enter の流れが最速です。慣れれば5秒以内に確認できます。

Q. ipconfigで表示されるIPアドレスは「自分のIPアドレス」ですか?

A. ipconfigで表示されるのはプライベートIPアドレス(ローカルIP)です。インターネット上での「自分のIPアドレス」(グローバルIP)は、当サイトのトップページや「nslookup myip.opendns.com. resolver1.opendns.com」コマンドで確認できます。

Q. Windows 11 と Windows 10 で確認方法は違いますか?

A. コマンドプロンプトとPowerShellの手順は同じです。設定アプリのUIが異なり、Windows 11では「ハードウェアのプロパティ」という項目名になっています。

Q. 「192.168.x.x」以外のIPアドレスが表示されました。おかしいですか?

A. 問題ありません。プライベートIPアドレスには 10.x.x.x(企業ネットワークで多い)や 172.16.x.x〜172.31.x.x の範囲もあります。169.254.x.x が表示される場合はDHCPからIPを取得できていないサインなので、ルーターの接続を確認してください。

Q. VPN使用中にIPアドレスを確認するとどうなりますか?

A. ipconfigにはVPNアダプターのIPアドレスも表示されます。グローバルIPを確認すると、VPNサーバーのIPアドレスが表示されます(これがVPNの目的の一つです)。

Q. サブネットマスクとは何ですか?

A. サブネットマスクは、IPアドレスのうちどの部分がネットワークアドレスで、どの部分がホストアドレスかを示す値です。家庭用ネットワークでは通常 255.255.255.0(/24)が使われます。詳しくはネットワーク入門をご覧ください。

まとめ

WindowsでIPアドレスを確認する方法は、大きく4つあります。

  • ipconfig(CMD):最速・最も確実。IT担当者の定番
  • 設定アプリ:マウス操作のみ。初心者にやさしい
  • PowerShell:詳細情報・スクリプト化に向く
  • ブラウザ・ツール:グローバルIPを確認したいときに

どの方法も1分以内に完了します。状況に合わせて使い分けてみてください。IPアドレスに関するさらに詳しい情報は、ネットワーク入門ガイドもあわせてご覧ください。