ネットワークの基礎

コンピュータネットワークは、複数のデバイスが相互に通信するための仕組みです。

OSI参照モデル

名称 主な役割
7 アプリケーション層 ユーザーインターフェース、データの表示
6 プレゼンテーション層 データの形式変換、暗号化
5 セッション層 通信の確立と維持
4 トランスポート層 データの信頼性確保
3 ネットワーク層 経路選択、IPアドレス管理
2 データリンク層 直接接続された機器間の通信
1 物理層 電気信号、光信号の伝送

IPアドレス

IPアドレスは、ネットワーク上の機器を識別するための番号です。

IPv4アドレスの構造

  • 32ビットの数値
  • 8ビットずつ4つに区切って表現
  • 各オクテットは0ら255の値

プライベートIPアドレス範囲

  • 10.0.0.0/8
  • 172.16.0.0/12
  • 192.168.0.0/16

サブネット

サブネットは、大き���ネットワークを小さな管理単位に分割する方法です。

サブネットマスク

ネットワーク部とホスト部を区別するための値です。

一般的なサブネットマスク

  • /24 (255.255.255.0) - 小規模ネットワーク
  • /16 (255.255.0.0) - 中規模ネットワーク
  • /8 (255.0.0.0) - 大規模ネットワーク

ルーティング

ルーティングは、ネットワーク間でデータを転送する経路を決��する処理です。

ルーティングプロトコル

  • 静的ルーティング - 手動で経路を設定
  • 動的ルーティング - 自動で経路を学習

IPv6

IPv6は、次世代のインターネットプロトコルです。

IPv6の特徴

  • 128ビットアドレス空間
  • セキュリティ機能の強化
  • 自動設定機能の改善

ネットワークセキュリティ

ネットワークセキュリティは、システムやデータを保護するための重要な要素です。

主なセキュリティ対策

  • ファイアウォール
  • 暗号化(SSL/TLS)
  • アクセス制御
  • 侵入検知システム(IDS)